きらから文字放送

風邪をこじらせ寝込みまくっていた菊池武司と申します。



熱も下がりもうすっかりよくなったのですが、

「仕事が休めればもっと早くに治っていたに違いない」

と思うと何ともいたたまれず、

ついつい上司のバーコードハゲの呪いの人形に釘を刺す量が増えていく、そんな春の日です♪


そういえば、おとといの夜から朝にかけてウチの近所で、ものすごい突風が吹き荒れていました。

夜１２時に近所のコンビニにタバコを買いに行こうと外に出たら、こんな重い体にも関わらず吹っ飛ばされそうな勢いです。

実際、多少熱もあって足元がフラついていたのですが、何度もよろけてしまいました。

そんな中、家から程近い街灯の真下に座り込む女性が・・・


「どうせよっぱらいだろ」


私は不完全な人間なので無視して通り過ぎようと思った。

彼女の横を抜け数歩歩いたところで「うぅっ・・・」という声。

さすがに無視できず、振り返って「大丈夫ですか？」と声をかけた。



「あぁ・・・これこそ運命的な出会い❤」

とは思わなかったけど、私の問いかけに何も答えず、顔も上げようとしない・・・



正直ダルい。


ダルビッシュだ←別にこれがいいたかったわけではない、念のためｗ



自分がしんどいと、なかなか他人まで思いやることはできないが、彼女の方が深刻そうだ・・・

体調が悪い時ほど意外と冷静に物事を考えることができる。しかし悲しいかな偏差値３７の工業高校卒のアタマでは次の一言が限界であった。


「大丈夫であるかと聞いている！」



ん？

何？

江戸時代の武士？？（ﾃﾔｰ

この旧日本軍が使ったような言葉ｗ



すると彼女は恫喝（どうかつ）されたものと思い青白くなった顔をあげた。


女性「あ・・・あ・・・」

きくち「喋れないほど痛いの？」

女性「ア・・・ペ　ガ　アッパヨ・・・」（あ・・・おなかが痛いんですぅ・・・」

きくち「ン？ハングッ　サラム？」（ん？韓国人？）

女性「ネー・・・」（はい・・・）


彼女は韓国人だった（どーん

しかもほとんど日本語が喋れない様子・・・



ちなみに荒川区は在日韓国人が多い街です。
昨今の高校の無償教育で話題になっている朝鮮学校もあったりします。
家の近所には小規模ではありますが在日韓国人が形成する商店街まで存在し、看板は思いっきりハングル文字で書かれてたりしますｗ
なので、韓国人留学生にとっては住みやすいところかもしれません。
しかも、こうしたトラブル（？）というか遭遇は年に５～６回起こります。



まぁそれはともかく話を戻すとして、面倒だから日本語で会話を書くと、


女性「あの・・・大丈夫ですんで・・・」
菊池「とても大丈夫には見えないけど？」
女性「すみません、教えて欲しいんですけど・・・」
菊池「なに？」
女性「どこかでトイレを貸してくれるところをご存知ではありませんか？」
菊池「私の家がすぐそこだから使うといい」
女性「！いいんですか・・・？」
菊池「行こう」

強風が吹きすさぶ中ゆっくりと歩を進める・・・
到着し、トイレを案内すると一目散に駆け入った。



数分後彼女はトイレから出てきた。


女性「ありがとうごじゃいます」←日本語

菊池「ん？あぁ、そんなにガマンしてたんだ」←韓国語

女性「えぇ・・・とても恥ずかしいです」←韓国語

菊池「家はここから近いの？」←韓国語

女性「え？！ナンパですかｗ今時韓国でも使わないですよｗｗ」←日本語＋韓国語

菊池「だろうねｗｗｗ」←韓国語



そんな会話をしてたら「私、○○（名前）って言います」と自己紹介され、
「それにしても韓国語しゃべる日本人の男性と初めて出会いました」と言った。



菊池「いや～韓国人の女性とお付き合いしたくてね・・・

今日この日のために覚えたのかもしれんね」

と韓国語で言ってのけた。


日本語だったらこんなセリフ恥ずかしくて言えんなｗｗｗ


それと「ありがとうごじゃいます」はヘンだから発音を直しなさいと話したら、「どうやって？」と彼女が食いついてきたので、日本語マニアの血が騒いで３０分くらい話込んでしまった。



そしたら「いくらですか？」との質問。


大丈夫、前回の様ないかがわしい風俗ではなくってよｗ

こう聞いてくるのは「日本語を教えてもらいたいけど、いくらですか？」という意味。

「真剣に日本語覚えたいのならタダでかまわないよ」

かくして来週の土曜日から「日本語講座」は始まるのであったｗ
ま、今まで何人もの韓国人に日本語は教えてきたから別に苦ではないけどね♪

強風が引き合わせたこの二人。果たしてどうなることやらｗ

ポテトチップスって色んな味が出てるけど「のりしお」が一番好きな菊池武司でしたとさ♪